この記事の内容
- FF7リメイクの感想
- プレイして気づいたココが神ゲー!と感じたところ
- バトルシステムやプレイヤーへの気遣いを感じた点
さて、今回は完全に僕の趣味の記事になりますがご容赦ください。
原作のFF7がPS1で発売されたのは1997年。
当時2Dゲーム全盛の時代に突如として現れた3DゲームのFFは、その目新しさとストーリー・キャラクターの人気からゲーム業界を騒然とさせました。
続々と派生作品が登場し、FF7をプレイしたことがない僕でも「クラウド」というキャラはなぜか知っていたほど知名度が高かったので、それほどに根強い人気があったのでしょう。
それがPS4の最新美麗のグラフィックにより、しかも3部作でフルリメイクされるというので
「これは買わねば!」
・・・と気づいたらポチっていました。
※まぁ正直なところを言うと、3部作に分けるのではなくて1本にまとめてほしかったというのはありますが・・・
未プレイだったので、原作との比較ができないのは非常に残念でしたが、完全初見プレイの僕でもプレイ開始してオープニングが始まった瞬間に一気に世界観に引き込まれました!
どちらかというと「SKYRIM」「GTA5」「FALLOUT」などのいわゆる【洋ゲー】の類のオープンワールドで自由度の高いゲームをメインにプレイしていた僕ですが、やはりこういう1本道ストーリーもありやな!と思わせてくれました!
JRPG万歳!! スクエニありがとう!!
まだ最後までプレイはできていませんが、この興奮を早く記事にしたい衝動を抑えられず【前編】という形でこのFF7リメイクの感想を語っていこうと思います。
【最高!!!】FF7リメイクをぶっ続けでプレイしてクリアした感想 【3部作】
世界観・マップの作りこみ
このFF7リメイクでは、近未来の都市にスチームパンクと所々にレトロフューチャー感を織り交ぜたような独特な大都市【ミッドガル】と呼ばれる町が舞台となっています。
一概に大都市といっても非常に多くのロケーションを含んでいて
魔晄炉
繁華街
兵器格納庫
プレート内部の作業用通路
5番街スラムのはずれにある協会
5番街スラム
エアリスの家
地下通路への道
地下闘技場
などなど・・・
プレイに熱中しすぎてスクショが限定されてしまいますが、実際はもっといろんなダンジョンや施設・町で冒険していくことになります。
スクショを見ていただけるとわかると思うんですが、とにかく細部のちょっとした草木の生え方までめちゃくちゃリアルに描かれていますよね!
マップのどんな所でスクショ撮っても映えるんですよ。
とくに町なんかだとNPCの数が尋常ではなく、しかも一人一人がそれぞれの会話をしているので、あたかもその場所に入り込んだかのような臨場感が最近のゲームと比べても突出しているなと感じました。
プレイヤーへの気配り
プレイしていて感じたのは細かいプレイヤーへの配慮と、かゆいところに手が届くオプション設定がすばらしいと思いました。
目的地への表示方法
コンパス式
と
ミニマップ式
の切り替えがL2ボタンでいつでも任意にできるのは個人的にありがてぇ~。
ボス戦前にメニュー画面で準備できる
よくRPGあるあるでは
イベントムービーを見ていてそのまま予期せぬボス戦が始まり
「装備とかアイテムとかまだ準備できてねーんだけど!?」
ってことよくありましたよね(笑)
しかしFF7リメイクでは
イベントムービー中、画面左下に突如メニューボタンが出現し、それを押すとボス戦が始まる直前にメニュー画面を開くことができるのです!
今作ではパーティメンバーの入れ替わりが激しく
【久々にパーティに入ったメンバーが昔の弱い装備のまま】という状況がよくあるので、この仕様は本当にありがたいです。
いつでも変更可能な難易度設定
FF7リメイクでは難易度が
- CLASSIC
- EASY
- NORMAL
の三種類を最初から選べて、ストーリーをクリアした後に【HARD】を選べる仕様となっています。
地味にうれしいのはこの難易度設定をゲームプレイ中にいつでもなんどでも変更できるところです。
なぜなら、その難易度を選んで自分にあっていなかった場合変更できないと、また新しいセーブを作ってプレイし直さなければならないのでかなり面倒な作業になるからです。
ロード時間の圧倒的少なさ
ゲームプレイにおいてロード時間が長いというのは、それだけで大きなストレスとなりえます。
入り込んでいたゲームの世界から無理やり引き離されてしまいかねないからです。
しかし今作では、イベントシーンとファストトラベルの時に少しロードを挟む程度でそれ以外のゲームプレイではほぼロードはありません。
町から屋内から戦闘からダンジョンまで、ほぼ全てがシームレスにゲームが進行していきます。
だからこそ、このゲームから離れるタイミングを失い熱中してしまうのです。
ナビゲーションの親切さ
このゲームでは、大きな展開の節目にゆったりとサイドクエストをプレイできる時間が用意されていて、プレイヤーはその時間にじっくり探索を楽しむことができます。
しかしサイドクエストと間違えて、メインストーリーを進めようとするとゲーム側が
「まだサイドクエストが残ってますけどええんですか? メインストーリー進めちゃうともうここには戻ってこれませんよ?」
的なメッセージが表示されて
「やっぱり戻ってじっくりやろう」と一度踏み留まれることができます。
僕はサイドクエストが用意されたら1つ残らずキッチリクリアしておきたいタイプなのでこの仕様には大変助けてもらいました。
キャラクターへの愛着
FF7リメイクでは登場するキャラ一人ひとりがとても活き活きしてます!ほんとに!
しかもほとんどのキャラに性格の二面性があります。
- クールで無愛想だけど、所々茶目っ気のある【クラウド】
- 圧倒的に外見が犯罪者だけど、実はうるさいだけのムードメーカー【バレット】
- 清楚な服装で性格も清楚なのかな? と思わせて割と肉食系な【エアリス】
- 戦闘中の掛け声が男勝りで、性格きつそうだけど意外に奥手で正統派ヒロインの【ティファ】
など・・・
ざっと味方のメインキャラを挙げてみましたが、他にも
- 敵組織の幹部たち
- サイドクエストに登場してくるNPC
- 原作には登場しなかった新キャラ
などが登場します。
大体みんなキャラが濃いのでプレイしていて飽きがこないですし、そんなキャラ達がストーリーにどんな形で絡んでくるのかワクワクしながら遊ぶことができました。
戦闘がめっちゃ楽しい!
RPGにおいて【戦闘が楽しい】というのはそれだけでも魅力的なゲームになりえます。
このFF7リメイクではFFシリーズ従来の
【ATB(アクティブタイムバトル)】(ゲージがたまったら行動できるコマンドバトル)と【アクションバトル】の2つのバトルシステムを掛け合わせたものになっています。
プレイ動画を見ているだけだとただのアクションバトルに見えてしまうんですが、実はこの間プレイヤーはとんでもなく忙しいんです(笑)
基本的なアクションバトルのようにただ殴って避けるだけではなく、しっかりと【みやぶる】のスキルを使って敵の【弱点】を理解してそこを攻めていかなければまず勝てませんww
そもそも弱点を突かなければ敵はひるんでもくれないので、闇雲に攻撃してもダメージが通らないしすぐに反撃を食らうのでしんどいだけです。
そうしている間にもパーティそれぞれの【ATBゲージ】がたまってきて
それをどの敵にどの魔法・攻撃をするか。
それともゲージはあえて使わずに回復用に温存しておくのか・・・
敵と味方の位置はどのあたりか・・・
そんなめまぐるしい思考をしている時にも、敵は容赦なく攻撃を仕掛けてくるので本当に大変です。
しかしこの忙しいバトル。
だんだんと体と頭が慣れてきて、被ダメを最小限にしてスムーズに倒すことができたらとんでもなく気持ちいいです!脳汁ドバドバですよ!
サイドクエストも背景やストーリーが作りこまれてる
最近のゲームではメインストーリーだけではなく、サイドクエストにも【NPCキャラの設定・背景・クエスト内容の充実】が求められています。
サイドクエストで凄い作りこみといえば
【ウィッチャー3:ワイルドハント】では量・ボリュームともに化け物すぎて製作陣の狂気を感じましたね。
一昔前によくあった【○○を△個入手せよ】というような、いわゆる【お使いクエスト】は今では手抜きとされ批判の対象となることでしょう。
FF7リメイクも最近の流れをしっかりと汲んでいて、ただの【おつかいクエスト】と感じるものはプレイしていてほぼありませんでした。
ストーリー
- ムービーの迫力・演出はまさに「プレイする映画」
- シリアスとギャグのちょうどいいストーリーバランス
- 魅力的なキャラクター達
- 星を救う戦いの中で生まれる【矛盾】と【葛藤】
まずFF7リメイクのストーリーに関してはとにかく最高の一言。
そもそも原作のストーリーが非常に高評価だったこともあって特に何の不安・不満なくクリアできました。
ムービーの迫力、演出も映画さながらでまさに【プレイする映画】を体験していた気分です。
テロリストとして物語が始まる今作は、しょっぱなから魔晄炉(日本で言う”原発””発電所のような施設)爆破作戦でど派手にバッタバッタと敵を倒していきます。
流れとしては大都市ミッドガルを支配している”神羅カンパニー”に立ち向かう構図になっていて、主人公達はいわゆる”反乱分子”です。
ストーリーの途中で仲間が次々と死んでしまうシーンや、クラウド達による爆破作戦で甚大な被害を受けたミッドガルの住人達など、シリアスで陰鬱な描写が随所に見られます。
しかしチャプターによってはキャラ同士によるとてもコミカルな会話や、ギャグシーンなどが盛り込まれていて、気が張り詰めていたプレイヤーの心を癒してくれるのです 笑
主人公のクラウドは序盤でクールキャラを貫いているのですが、ストーリーを進める内にチキンでヘタレな部分がチラホラ見えてきてこれがまた笑えるんですよ。
星を救うため神羅カンパニーとの戦いを続けるなかで、段々と明らかになってくる全貌にクラウド達は
「今までやってきたことは本当に正しかったのか?」
と自分たちの行いに疑問持ちはじめ、葛藤する描写がストーリーにいい深みを与えてくれたと思います。
ラストの展開は超絶ネタバレになってしまうので語りませんが、原作プレイ済みの方でも
「えっ!? マジ!? どゆこと!?」
となること間違いなしなので、ぜひプレイしてみて欲しいです!
ゲームバランス
- 幅広い難易度選択
- クリア後に解禁されるハードモード
- ムービーと戦闘の頻度が丁度いいバランス
- 意外な所にアイテムがあるので、探索のしがいがある
《難易度》
自分はいわゆる”コアゲーマー”の部類に属しているので、ちょっとやそっとの難易度じゃ満足しないタイプです 笑
しかしFF7リメイクでは難易度ノーマルでも、かなり戦闘が難しく常に頭をフル回転させないと倒せないゲームバランスは僕にとってはとてもちょうどよかったです。
ゲームがあまり得意じゃないけどプレイしたい!という方は、難易度クラシック・イージーの簡単なモードが用意されているのでそちらをプレイすることをおすすめします。
今作ではストーリーをクリアすることによって”ハードモード”が解禁される仕様となっています。
このハードモードがかなり難しくて・・・
- アイテム全て使用禁止
- MPはチャプターごとにしか回復しない
- 敵の火力大幅強化
- キャラのレベル制限50まで
このような恐ろしい制限がかかるので、厳格なMP管理と被弾を極力減らすことに全集中しなければ即ゲームオーバーですww
難易度跳ね上がりすぎじゃね!?
こういった要素も用意されているのでヘビーユーザーの方も十分楽しめるかと思います。
《ムービーと戦闘の頻度》
いくら豪華で迫力満点なムービーがあるといっても、延々と見せられ続けると【ムービーゲー】の烙印を押されてしまいます。
プレイヤーはゲームがしたいのであって、映画を見たいのではありません!
ゲーマーには戦いたくてウズウズしてる戦闘狂が多いのです。
しかしFF7リメイクではこの【ムービーと戦闘の頻度】が丁度いいんです!
立て続けに襲い来る敵とずっと戦闘して、さすがに疲れたな・・・
と思った矢先にムービーが入ってひと休みできたり、逆に程よい長さのムービーで、今から戦うボス戦への気持ちが高まってきた~! と思ったらそのまま戦闘へと移行するのです。
【プレイヤーを退屈させない要素】を開発陣は考えを凝らしてきたんだなと感じるゲームバランスでした。
音楽
- 臨場感・気分を最高に高めてくれるBGM
- 原作の人気曲のアレンジのバリエーションが豊富
- FF7リメイクのオリジナル曲も多数収録されている
- 曲がとにかく多く、「聞き飽きる」という現象が起きない
FF7リメイクはBGMも一級品で、プレイヤーの気分を最高潮に高めてくれます!
FF7をプレイしたことない人でも
【戦う者達】
【更に戦う者達】
はおそらく聞いたことがあるでしょう。
一度聞くとしばらく耳から離れないFFシリーズを代表する戦闘BGMです。
今作ではこの曲以外にも多くの原作BGMのアレンジverを収録しているのですが、驚くべきことに1曲の原作BGMに対して複数のアレンジverが用意されているんです!
前述で紹介した【更に戦う者達】だけでも3つ以上の曲が用意されているんですよ・・・
これだけ膨大な曲が収録されていると、ゲームでありがちな【同じ曲を聴きすぎて飽きてしまう現象】が起きることはまずありません。
作りこみパネぇ・・・(o_o)
オリジナルBGMも引かず劣らずのハイクオリティに仕上がっており、テンション上がること間違いなしです!
没入感
- 世界観・マップのリアリティのクオリティの高さ
- NPCの作りこみ
- 戦闘における能動的なプレイ
- 美麗な映像で味わえる受動的なプレイ
僕はゲームプレイにおいて没入感は非常に重要な要素だと思っています。
没入感が高ければ高いほどその世界観の登場人物になりきることができ、その世界での経験を疑似体験できるからです。
FF7リメイクでは世界観とマップの作りこみが尋常ではありません。気が狂ってるレベルです(褒め言葉)
そこらへんにいるNPC達も、クラウドが近くを通るだけでその住人の会話が聞けるんですが、その会話の数が多すぎるんですよ。いつ通っても聞いたことのない会話をしています。
僕がすごいと感心したのは、クラウドが初期に町に着たばかりのころ・・・
「なんだ?アイツ よそものかよ・・・」
などと悪口に近い会話が聞こえてきますが、サブクエストやメインストーリーを進めて人気者になっていくと、いい噂話をしてくれるようになったりファンができたりするんです(笑)
戦闘においても、つねに頭を使って仲間と協力しながら強大な敵を倒していくことで自然とプレイヤーはそのキャラ達に”感情移入”していきます。
感情移入が強ければ強いほど、仲間がピンチになったら心配するし強いボスを倒したらうれしい!という感情がわいてくるんですよ。
そうやって感情がわいてくると、その世界により入り込めるんです。
このような視覚的に得られる世界と、体験で得られる世界を味わうことで非常に質の高い没入感を得ることができるんです!
まとめ
正直、FF15をプレイしてFFシリーズはもうダメなのか・・・
と絶望していて、今回のFF7リメイクを買うのも少し躊躇したんですがそんなのただの杞憂でした(笑)
買って大正解でした!
こんなに時間を忘れてゲームができたのはホントに久々でした。
まだおそらく中盤くらいまでしかプレイできていないので、これからもまだまだ【ミッドガル】での生活は続きそうです。
また後日、クリアし終わったら感想記事後編を挙げさせてもらいます。
読んでいただきありがとうございました~!
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