この記事の内容
- アンチャーテッド:海賊王と最後の秘宝 をクリアした観想
- ノーティドッグの巧みな演出
- 良かった点・悪かった点
2020年 6月。
あの名作から7年・・・
ついに続編の『ラストオブアス パート2』が発売されますね!!
このゲームを販売しているゲーム会社『ノーティドッグ』は過去に『アンチャーテッドシリーズ』を4作手掛けていて(スピンオフを入れたらもっとありますが・・・)
僕はまだ”アンチャーテッドシリーズ”をプレイした事が一度もなく、PS4のフリープレイ期間中だったこともあって、購入して無事クリアしました!
今回はラストオブアス2の発売に先駆け、ノーティドッグの過去作に興味がある人やアンチャーテッドシリーズに興味がある人に向けてクリアした感想を述べたいと思います。
そもそもNaughty Dog(ノーティドッグ)とは?
初代プレイステーションを触った事がある人なら知っているであろう人気ゲーム「クラッシュ・バンディクー」シリーズを製作した会社で、当時話題になっていた”PS3”のローンチタイトルとして「アンチャーテッド」シリーズを発売しました。
最近のノーティドッグのゲームの特徴としては流行りの”オープンワールド”ではなく、ほぼ”1本道のストーリーゲーム”をメインに製作しています。
しかし、”アンチャーテッド”シリーズや”ラストオブアス”シリーズも
- 重厚なストーリー
- 映画の様なド派手な演出
- 丁寧に描かれたキャラ描写
- 戦闘の臨場感
がとても凝ったものに仕上がっているのと、ゲームボリュームが多すぎず少なすぎず(約20~30時間程)ちょうどいいので途中で飽きて『積みゲー』になることもありません。
”ラストオブアス”シリーズでは絶望的な世界の中での”人と人との絆”や”愛情”が濃く描かれており、ホラーゲーム寄りの作品なのにどこか『温かい気持ちになれる』作品でした。
対称的に”アンチャーテッド”シリーズでは、映画の”インディ・ジョーンズ”・”ハムナプトラ”を思い出させるような”財宝探しのロマン”や”洋画アクションのようなスリリングな戦闘”・”とにかくプレイヤーをハラハラさせる演出”が印象的で『洋画アクションの主人公』を体験できる作品です。
『アンチャーテッド:海賊王と最後の秘宝』をクリアした感想
快適で楽しいクライミングアクション
『アンチャーテッド』シリーズの代名詞ともいえるのがこの【クライミングアクション】です。
主人公のネイトは常人離れした体幹・握力・腕力を駆使して、身軽に壁や崖を登って遺跡を探索していきます。
(いや、そうはならんやろ・・・っとツッコミたくなるレベルのクライミングスキルを味わう事になります 笑)
※ちなみに”IGN Japan”の【ゲーム史に残る10名のクライマーたち】にノミネートされる程の実力者です。
このゲームには”スタミナゲージ”なるものが存在しないので、果てしなく続く壁を延々と登り続けることができます。
それとミニマップも存在しないので、自分で進む道を見つけ出すしかありません。
クライミング中も、「次につかめそうな壁はないか・・・?」と常に思考錯誤する必要があり気が抜けません。
プレイしていくうちにこの”壁をスイスイ渡っていく感覚”が気持ちよくなってきて、無駄な動きをなくしスタイリッシュに登っていくのが快感になってくるんです。笑
とにかくプレイヤーをハラハラさせる演出
このゲームでは隙あらば”洋画アクション的な演出”でプレイヤーをハラハラさせてきます。
例えば
- クライミングアクションでスムーズに登っていると、急に掴んだ木や壁が崩れはじめる
- 迫ってくる戦闘車両から逃げながら戦う
- 渡ってる橋が急に崩れて、激流の川に放り出される
- 敵の車両を奪いながらカーチェイスを繰り広げる
- 崩れ落ちる遺跡から逃げながら敵と戦う
などなど・・・
これらはあらゆるシーンのごく一部です。
いつ何が起こるかわからないのでプレイヤーは気が抜けません。
この作品は、『通常ならムービーだけで終わらせるような激しいシーン』も容赦なくプレイヤーに操作させることで常に”油断させない・手に汗握る”プレイスタイルを確立させたのです。
圧倒的にきれいなグラフィック
もともと”PS3”の当時からアンチャーテッドシリーズはグラフィックが綺麗と言われてきましたが、最新作のPS4になるとそのレベルは遥かに過去作を凌駕してきました。
まるで本当にそこで冒険しているかのような感覚を味わえます。
めっちゃ綺麗ですよね!?
このゲームの特徴は、限りなく画面から”UI(マップ・体力ゲージなどのステータス画面)”を削ったり、ロード画面をなくす事にあります。
そうする事でゲームをしている感覚をなくし、ユーザー自身にこのゲームに没入させることができるのです。
ドラマ性のあるストーリー
アンチャーテッドはただグラフィックが綺麗で演出が優れているだけではなく、ストーリーもとても魅力的です。
冒頭でいきなり主人公ネイトが大量の敵に追われながら、船で大海原を駆けていくシーンから始まり、多くのプレイヤーは「どういう状況??」と困惑することでしょう。
これは洋画でよくある手法で”時系列をバラバラに織り交ぜる”ことでプレイヤーは「今どのシーンでどこと繋がっているのか?」と深くストーリーを理解しようとします。
この手法を使う事で、プレイヤーをこのゲームに惹きつけやすくなり退屈感を排除する事ができるのです。
冒険を進めていく過程で”仲間や家族との決裂や絆”、”自分の信念や生き方に悩んだり葛藤したり”色んな感情を起こさせるシーンが多く描かれ、人間味を帯びたドラマ性を味わう事ができます。
このシリーズのいい所は、“良くも悪くも映画で良く見る王道のストーリー展開”なのである意味安心してプレイできる所です。
なのでラストでのどんでん返しや、予想を裏切る展開を期待している方は物足りないかもしれません・・・
良かったところ
- プレイヤーをハラハラさせる演出
- 洋画アクションの主人公になれる
- 圧倒的に綺麗なグラフィック
- ロード画面が少ない
- 王道なストーリー展開
- 死んでも直前からやり直しができる
ゲームプレイに関しては、死んでも直前からリスタートができるのは非常にありがたかったです。
チェックポイントが細かく設定されているので
またここからやるのか・・・
といったことも起こりません。
悪かったところ
- 理不尽なハードモード
- 戦闘がやや難しい
- 動作がもっさりしている
僕はゲームプレイに手ごたえを感じたい派で、難易度を”ハードモード”でプレイしましたが、その難易度にとても理不尽を感じました。
特にストーリー後半の戦闘が、とにかく”高火力と圧倒的な敵硬さ・数”でごり押してきます。
敵が撃ってくる弾薬が無限で永遠にグレネードを投げてきたり、RPGを連発してきたりするにも関わらず、プレイヤー側の弾薬は有限です。敵が硬いのですぐに弾が尽き、敵の武器を奪わなければならないのですが、とにかく敵の数が多すぎるので遮蔽物から出た瞬間に蜂の巣にされます。
かといって遮蔽物も何回も撃たれていると壊れる仕様になっているので、引きこもる事もできません・・・
動きもモッサリしていて、プレイヤーの思ったとおりにキャラが動いてくれない事もあり、モタモタしている間に射殺されます。
なので一つの戦闘シーンで15~20回くらいやり直すハメになり、”敵の位置・敵が所有している武器・どのタイミングで詰めに来るのか”など様々な状況を記憶しなければならない【覚えゲー】と化します。
この点だけはテンポが悪く感じてイライラしました。
(ならノーマルかイージーモードでプレイしろよ! って話ですけど 笑)
総評
いかがでしたか?
今回は「アンチャーテッド:海賊王と最後の秘宝」をクリアした感想を書かせてもらいました。
少々の気になる点はあるものの、全体的には非常に完成度が高く”スリリングな体験”・”冒険の楽しさ”を十分に味わえる作品となっています。
過去作が気になる人は、1~3作目がリマスターされてまとめて1本になった超お得な『アンチャーテッド:コレクション』が発売されているのでおすすめです!
それと大ボリューム追加コンテンツのDLCも発売されているのでそちらもおすすめです!
4年前の作品にもかかわらず、現在の作品達と比べても見劣りしないグラフィックは本当に圧巻です!
かなりの低価格で購入する事ができるので、お財布にもやさしいです。
それではご愛読ありがとうございました!
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