【ネタバレあり】ラストオブアス パート2をクリアした感想 

ゲーム
The Last of Us® Part II_20200619002722
この記事の内容
  • ラストオブアス パート2の感想
  • ゲームでしかできない表現
  • 安定のホラー要素
  • 病みつきになる”緊張と緩和”
  • プレイヤーの感情を揺さぶりまくるストーリー

名作の前作から約7年【ラストオブアス パート2】がついに発売されました!

『The Last of Us Part II』 (日本語版)ストーリートレーラー


ゲームシステムが前作の良さを引き継ぎつつも正統進化しており、とてもプレイがしやすかったのと、次世代機のものと言われても信じてしまうほどの美麗なグラフィックの表現には驚かされました。



しかしストーリーに関しては復讐をテーマとしている所から”賛否両論”な部分があり、僕やその他大勢の”ラスアスファン”達の感情がグチャグチャにされました。
決して”質の悪いストーリー”ではありませんが

『とんでもねぇもんをゲームにしやがったな!』

と叫びたくなるほどに辛く誰も救われないストーリー展開でした。




【ネタバレなし】ラストオブアス パート2をクリアした感想 

今作ではギターを弾くシーンがチラホラ・・・

凄惨なストーリーにより揺さぶられるプレイヤーの感情

この”ラストオブアスシリーズ”は1作目が『愛情・絆・冒険』が主軸なのに対して今作は『暴力・復讐・哀愁』が主に描かれていたように感じました。



公式からも『復讐』をテーマにしていると明言されていて、前作では主人公のジョエルが少女”エリー”を『守るために敵を倒していきましたが、今回は『ある人物を殺すために敵を倒す』という動機になっています。


この時点で暗いストーリーになる予感がしますよね・・・


今作では新キャラであるアビー”という女性が登場し、この物語の根幹に深く関わってきます。

新キャラ”アビー””の目指す場所とは・・・?


主人公のエリーは【ある凄惨な出来事】をアビーにもたらされ、復讐することを誓います。
この時プレイヤーはエリーに感情移入していて

「アビーぜってぇ許さねぇ!」

という気分になっており、敵であるアビーの仲間を殺すことになんの迷いもありませんでした。


ここで普通のゲームであれば”復讐を果たすべき敵”を倒すとカタルシスが得られて気分が良いものですが、この作品では全くそんな気分を味わえません。



なぜなら今作では敵側のアビーが主人公と同じくらい掘り下げられていて、かつプレイヤーがアビーを操作する機会が多く設けられていることにあります。

いわゆる”ダブル主人公”というやつです。

アビー陣営の拠点


最初は僕も

「なんでエリーに酷いことしてきた敵キャラを操作せなアカンねん」

アビーを操作するのに不満しかありませんでしたが、操作していくうちにアビーにも『守るべき大切な友人・恋人』がいることがわかってきて、エリーに酷いことをした理由も後に明らかになります。


それが分かったときプレイヤーはアビーにも感情移入するようになっていて、どっちの肩を持ったらいいのか分からなくなってきます。


視点が違うと”もまた正義になる”のです。


やがて主人公のエリーにアビーの大切な仲間をたくさん殺されることになるので、プレイヤーからしたら序盤に操作していた”エリーが恐ろしい敵”にしか見えなくなってきます。


このゲームではこのような【復讐による報復】をストーリーを通して、エリーとアビーが互いに起こし続けていきます。
それはもう見ていられないほど悲惨です。
親しみがわいたキャラクターもどんどん死んでいきます。


このどちらにもプレイヤーは感情移入してしまっているので、ホントに辛いです・・・



こんなにも激しく感情が揺さぶられるゲームは今までになかったと僕は断言できます。

ゲームでしか表現できない”残虐性”

表現規制ありでこれなので、規制なしバージョンは想像したくない…

この世には”残酷で残虐”な表現をする作品が多く存在します。



映画・漫画・小説などは”読んだり見たり聞いたり”するだけでその残酷さを享受することができますが、残虐性を帯びたゲーム”はプレイヤーが実行・体験しなければなりません。



今作は”敵NPC”の作りこみが尋常ではなく、驚くべきことに敵兵士1人ずつにはしっかりと”名前”が振られていて、そいつを倒したら他の兵士がその名前を呼びながら全力で泣き叫んだり悲しんだりします。



表情も細かく作られていて、殺意のこもった表情をした敵兵士が複数人で襲ってくるときは”感染者(ゾンビのような存在)”の何倍も恐ろしいです。



個人的に悲しくなったのが、敵兵士が連れている”犬”の飼い主を倒した時、その犬が「クゥ~ン……」と悲しい声で鳴くのが心に来ました・・・


※以下 ネタバレありですので注意してください。



今作のラストシーンではエリーとアビーが丸腰で”殺し合い”をするのですが、これがホントに辛い・・・


2人事情を理解して体験してきたのは”プレイヤー”だけなので、ボタン操作をしたくなくなってきます。

首を絞めるシーンでゲーム側がボタンを連打するように促してくるのですが、ためらうと即反撃されてこっちが死んでしまう・・・


そう、この殺らなければ殺られてしまう』状況こそがプレイヤーの”殺しへのためらい”を排除してしまうのです。

ただ見てるだけで決着がつく映像作品とは違い、トドメをさす判断を自分が下さなければならない辛さはまさにゲームでしか表現できないものだと僕は思います。



安定のホラー要素

いかにも感染者がいそうな建物・・・

今作は比較的”人間同士の争い”がメインで描かれていたものの、やはりホラーゲーム。

感染者のホラー感はしっかりと随所に散りばめられていました。

《怖かったポイントの例》
  • 何もないトイレからいきなり感染者が現れる
  • 真っ暗な病院の地下で大量の感染者に襲われる
  • 武器強化画面で油断しきっていたら、人間にいきなり襲われる

などなど・・・
ホラーゲームの王道ポイントが多く仕掛けられていて、程よい緊張感でメリハリを感じられるプレイができました。



感染者はもちろん恐怖の対象ではあるのですが、今作で最も恐ろしいのはやはり”人間”です。



今作はNPCの表情が実に多彩で、殺しに来るときの顔が”殺意”に満ち溢れています。


さりげなくプレイヤーの背後に回り込まれて近接攻撃を食らう瞬間が個人的に一番恐怖を感じます。


敵の殺意がこんなにもリアルに感じられるのは初めての経験です。

緊張と緩和のバランスによる中毒性

和むシーンも結構あります

前述でホラー要素について触れましたが、この”ラストオブアス”シリーズのもう一つの良い所はただのホラーゲームでは終わらないということに尽きます。


このゲームには大きく分けて2つのパートがあって

  • 感染者達との”緊張感”に満ちた”戦闘パート
  • キャラ同士の掛け合いを楽しみながらアイテムを漁ったり、マップを巡る”探索パート

を交互に繰り返しながらストーリーが進行していきます。

主な進行パターン



この”緊張と緩和のバランス”が非常に優れていて、《退屈感》をほとんど感じません。


例えるなら、塩辛いものと甘いものを交互に食べ続けてしまうような現象に近いかもしれません(筆者だけ…?)


その上ストーリーも続きが気になるのでゲームの止め時がなく延々とプレイしてしまいます。



快適なリプレイシステム

このゲームは難易度NORMALでもかなり難しくて、油断するとすぐ敵に見つかり、気づいたら回り込まれハチの巣にされることがよくあります。
(ステルスプレイが苦手な僕はボロクソに死にまくりました 笑)



それを想定してのことか、死んでからリプレイするまでの時間がとてもスピーディでほとんどロード時間なしでやり直すことができます。


しかも”死んだ直前”からやり直すか、”戦闘開始時の敵に見つかる前”からやり直すかを選べることができるので”ユーザーへの配慮”がよく行き届いていると感じました。


マップの異常な作りこみ

このゲームを始めた瞬間に衝撃を受けたのは、やはり丁寧かつダイナミックに表現された”グラフィック”でした。

PVの時点で言うまでもないことですが、グラフィックがPS5のものと言われても信じてしまう程リアルでどこでスクショを撮ってもデスクトップの壁紙にできそうな完成度です。

シアトルを目指す
パティシエの僕に言わせると、この”ミキサー”は超リアル!!!
森の中に恐竜のオブジェを発見
廃墟と化した水族館での探索
水族館のメインホール
博物館での探索
武器強化画面のモーションの作りこみは異常すぎます!
集落の一人一人がきちんと生活をしています。

ほんの少ししか滞在しない建物の1部屋においても、そこに住んでいた人がどんな人だったのかが想像できるような小物が設置されていて手抜き感を全く感じません。


真っ暗なマップで、正直プレイヤーにほとんど見られないような箇所にもこのような作りこみが施されていてゲーム会社“ノーティドック”の狂気をひしひしと感じました。



PS4が出せる性能を最大限引き出したんだなと思えるグラフィックです。

まとめ

いかがでしたか?

今作は一度プレイを開始してしまうと、辞め時が分からなくなくなる”中毒性”を持っています。

その主な要因は

  • プレイヤーへの気配り
  • 戦闘・ステルスの楽しさ
  • マップの作りこみ
  • 賛否両論ゆえの超濃厚なストーリー

これらに尽きます。


マルチプレイのゲームも楽しいですが、たまには今作のようなドッシリと腰を据えてできるシングルプレイ専用タイトルを手に取ってみるのもゲーマー冥利に尽きるかもしれません。

それではご愛読ありがとうございました!

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