この記事はこんな人に向けて書いてます!
- 初めて商品開発を任されたけど、実際何を参考にすればいいのかわからないパティシエの人
- とりあえず商品開発の方向性を先に決めておきたい人
さて、この記事を見ている方はきっとパティシエとして働いている方でしょうか?
新メニュー考案はある程度回数をこなしていくにつれて自然と『引き出し』が増えていき、商品開発しやすくなっていきます。
しかし、初めて商品開発する人にとっては
「何から手をつけて、何を参考にして、どんな風に作っていくのかわからねーよ!」
と思うことでしょう。
そこで今回は、僕が実際に【商品開発にてアイデアを取り入れてきた方法】を7つ程まとめてみました!
パティシエが商品開発で参考にするもの【7選】
本
これはまず思いつくことでしょう。
ぶっちゃけ本を読むのが一番手っ取り早いです。
コストはかかりますが、細かい解説・写真・注意するべきポイントが網羅されているので最も効率よくアイデアをインプットすることができます。
本といってもいくつかあって
- プロのパティシエに向けた専門書
- 一般家庭用のお菓子の本
- 話題のスイーツをまとめた雑誌
- 有名パティシエの自伝
などなど・・・
一見レシピが載ってなさそうな本にもインスピレーションを刺激する写真や、言葉が載っていたりするのでおすすめです。
※僕は本をたくさん買うお金がなかったときは、大きな書店に行ってひたすら立ち読みしてましたww
フランス語の本を読もう!
本を読むのがおすすめ!
と書かせていただきましたが、おそらくほとんどのパティシエ達がやっていることでしょう。
他のパティシエと差をつけたいと思うなら、多少手間はかかりますが【フランス語で書かれたレシピ本】を翻訳して、ノートなりPCに保存するなりして”自分の引き出し”にしてしまうのです。
ある程度翻訳していくうちに、日本とフランスでのデザートの考え方の違いや新しい製法なんかも知ることができるし、フランス語を習得することはパティシエを続けていく上でいずれ必要になってくるので覚えておいて損になることはまずないです。
僕が使っている辞書はこちら。
基本的には辞書を使って噛み砕きながら翻訳していきますが、やはり時間が非常にかかります・・・
そこでおすすめなのは、自動翻訳機。
中には【写真を撮るだけで自動翻訳】してくれる”神機能”がついているので、値段は張りますが翻訳するスピードは圧倒的に上がります。
≫≫おすすめ自動翻訳機【eTalk】
【超役に立った”フランス語”のレシピ本】 ⇓
クックパッド
・・・えっ?
クックパッドみるの? と思いましたね?
これが以外と使えるんです。
主に一般家庭向けの主婦に向けたレシピがのっているサイトなのですが、プロの常識にとらわれない自由なレシピが膨大な数掲載されているのでかなりおすすめ!
基本は本でレシピを見て
【あと何か足したいけどぼんやりとしか思う浮かばない】
という状況で僕は使っていました。
しかも上位レシピを見ない限り無料ですからね(笑)
活用しない手はありません。
≫≫クックパッド
インスタグラム
これは使えます。
マジで使えます。
レシピはまったく載っておりませんが、デザインセンスのいいデザート・ケーキが毎日多数更新されていくので、飾りや見た目で悩んでいるときに重宝します。
ちなみに僕が常にチェックしているおすすめアカウントは
- chefstalk 約18万投稿
- Gastro Art 約2700投稿
の2つです!
こんな感じで、えげつないほどのハイセンスデザートが多く投稿されているので、適当に流し見するだけでも勉強になりますよ!
専門学校の授業で使ったルセット
これも地味に使えます。
特にベーシックなフランス菓子をベースに商品開発をしようとしているときは特に役立ちます。
意外に本にも載っていないルセットもあったりするので、もしこの記事を製菓の専門学生が読んでいたなら、捨てずに絶対にとっておいた方がいいです!
講習会
講習会はこの記事で紹介している中でもっともコストがかかりますが、有益な情報を得られるのは間違いありません。
僕がおすすめする最強の戦法は、講習会が終わった後さらに講師に
「こんなデザート考えてるんですが、何かアドバイスもらえないでしょうか?」
と質問することでさらにいい情報を獲得できますよ!
講師だけではなく、まわりの生徒もおそらく若手のパティシエが多いので積極的に話して情報を交換するのがいいでしょう。
しかし商品開発を任されて勉強したいタイミングで、都合よく講習会が開催しているなんてことはあまりないので日頃からスケジュールをチェックしてできる限り参加することをおすすめします。
先輩・シェフからのアドバイス
これも非常におすすめです。
相当嫌われていない限り、大体の人は聞けば快く教えてくれるからです。
余談ですが人間って何か「教えてほしい」といわれると、承認欲求が満たされていい気分になるそうですよ(笑)
自分で考えるよりも複数人で考えたほうが、色んな視点から物事を考えることができます。
食材の仕入れ業者に聞いてみる
あくまで業者で取り扱っている食材を商品開発に使うという前提の話です。
仕入れ業者は自分の店だけではなく、さまざまなパティスリー・ホテル・レストラン等と契約を交わしているので、他店のデザートに詳しい人が多いです。
ですのでその業者から仕入れている食材でなにかいいデザートはないか聞いてみたら、他の店の情報を教えてくれるのでおすすめですよ!
食べ歩き
自分の店だけの価値観ではどうしても考え方が偏りがちになってしまいます。
超王道の”食べ歩き”は絶対に行くべきです!
なぜなら一度他の店に行くだけで、”得られるものがとても多い”からです。
- どの季節にどんなケーキ・デザートを出しているのか
- 値段
- 味
- 飾り方
- 構成
これらの情報を食べ歩きで容易に入手出来てしまうので、新メニューを考えるときに行き詰まったら他のパティシエのケーキを食べに行きましょう!
ですが人気のパティスリーやレストランは基本的に予約しておかないと”売り切れ”だったり、”満席”だったりすることが多いので事前の予約は必須です。
≫≫実名口コミグルメサービスNO.1【Retty】
まとめ
いかがでしたか?
今回は新商品開発において、僕が実際に参考にしてきた方法を紹介しました!
とにかく自分にとって利益になることには貪欲になって、どんどん活用していくのがいいと思います。
それではご愛読ありがとうございました!
家で試作するのもありですよ! ↓↓↓
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